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不整脈について


突然に動悸がしたり脈が飛んだりして、心臓を意識することがありませんか?それが不整脈です。
不整脈とは、脈の打ち方がうまく行かない状態を意味します。
治療をしなくても良いものから、放置すれば脳梗塞、心不全や最悪は命に関わる不整脈まであります。

不整脈の種類

  • 脈が速くなるタイプ(頻脈性不整脈)
    発作性上室性頻拍(急に脈が規則正しく早く打つ)
    心房粗動・心房細動(脈がバラバラに打つ)
    心室頻拍・細動(命に関わる最も危険な不整脈)
  • 脈が遅くなるタイプ(徐脈性不整脈)
    房室ブロック(心臓の中で電気がうまく伝わらないために脈が遅くなる)
    洞不全症候群(洞結節がうまく働かないために脈が遅くなる)
  • 期外収縮
    心房性・心室性期外収縮(電気信号が予定より早く出るために脈が飛ぶ)
不整脈の検査


胸部レントゲン検査、心電図、心エコー検査、ホルター心電図、血液検査、CT検査などを行い、不整脈の原因となる病気が無いかを調べます。

治療法
 
  • 不整脈を起こす原因(基礎疾患)がある場合は、まず基礎疾患の治療を行います。
  • 抗不整脈剤(不整脈を薬で抑え込みます)。
  • 頻脈性不整脈に対しては、カテーテルを用いた治療(カテーテルアブレーション)を積極的に行います。
  • 徐脈性不整脈で症状がある方は、内服薬では効果が安定しないことが多く、通常ペースメーカー治療を行います。
カテーテルアブレーションとは?


カテーテルアブレーションとは、不整脈を引き起こす原因となる部位に対してカテーテルを使用して焼灼を行い、正常なリズムを取り戻す治療法です。カテーテルアブレーションが登場するまでは、外科的に胸を開き治療を行っており、体に対する負担が非常に大きいものでした。古くは1982年にアメリカで初めて臨床応用されました。日本では1994年から保険適応となり急速に普及が進みました。 正式には“経皮的カテーテル心筋焼灼術”と呼ばれ、カテーテル手術の一つに分類されます。

カテーテルアブレーションについて


主なカテーテル穿刺部位

カテーテルアブレーションの方法は、左右足の付け根や首の静脈からカテーテルと呼ばれる1-2mm程度の細長い管を挿入し、血管をたどり心臓の中へと進めます。カテーテルの先端付近には電極が付いており、カテーテルを体外の専用機器に接続することにより、心臓内の電位情報(心内心電図)やカテーテルの位置情報をリアルタイムに表示する3Dマッピング機能を備えております。当院では最新の3Dマッピングシステム(エンサイト、CARTOシステム)を導入しております。


  • エンサイト ベロシティ システム

  • CARTOシステム

最終的には心臓内に留置した複数のカテーテルの情報から不整脈の原因を突き止め、治療を行います。

従来高周波電流を用いて、心筋組織を焼灼する高周波アブレーションが主に行われておりましたが、最近では先端がバルーン状のカテーテルを用いて心筋組織を凍結する冷凍バルーンアブレーションも保険適応となり、当院でも適応があれば治療に用いております。


  • 高周波アブレーション

  • 冷凍バルーンアブレーション

治療にかかる時間は、治療する不整脈や患者さんの状況によって違いますが、心房細動に対しては平均2-3時間程度、発作性上室性頻拍症に対しては平均1-2時間程度頂いております。 当院でのカテーテルアブレーションは、局所麻酔薬と静脈麻酔薬を併用し眠っている状態で行いますので、治療中の痛みはございません。

アブレーション終了後は、カテーテルを抜去し、挿入部位をしばらく手で圧迫して止血が行われます。患者さんは病室に戻った後、挿入部位から出血しないように翌朝までベッド上安静にして頂きます。翌朝に穿刺部位の出血がなければ、入院前のように歩くことができます。

カテーテルアブレーションで治療できる不整脈と治療成功率について

心房細動、心房粗動、発作性上室性頻拍、心房頻拍、心室頻拍、心室期外収縮など、ほとんどの不整脈を治療することができます。成功率は不整脈の種類により異なります。発作性上室性頻拍・通常型心房粗動では96-98%、心臓に不整脈以外の異常のない患者さんに発生する心室期外収縮、心房頻拍では80~95%で成功します。心房細動では、心房の大きさ、持続期間などによって幅がありますが、発作性心房細動で1回目70-80%、2回目90%、持続性心房細動では1回目50-60%、2回目80%程度となっており成功するまでに2回以上の手術が必要な場合があります。 詳しくは外来にて担当医ご相談ください。

カテーテルアブレーションの適応について

カテーテルアブレーションは不整脈を持つ全ての方に適応があるわけではございません。

  1. 生活習慣の是正や不整脈を抑えるくすりによる治療があまり効かない
  2. 不整脈を抑えるくすりが有効でも副作用などのため続けることが出来ない。またはくすりでの治療を希望しない
  3. 頻拍発作を繰り返すために生活に支障を来たしている

上記の患者さんがよい適応となります。

また治療に際して術前に抗凝固薬(血液を固まりにくくする薬)を内服いただく必要性がある場合があります。そのため、出血を伴う合併症(出血性胃潰瘍、手術後、外傷後など)がある場合には、上記の治療適応がある場合でもカテーテルの治療をお受けできない、延期をお願いする場合もございます。

入院期間


心房細動治療における入院時の流れ(治療する不整脈と状態により入院期間が異なります)

主な疾患と入院期間は以下の通りです。

  • 心房細動 3泊4日
  • 発作性上室性頻拍症 1泊2日

詳細については外来時に説明させて頂きます。

カテーテルアブレーションの合併症について

カテーテルアブレーションには以下の合併症が発生することがあります。
合併症に対しては十分な対策と細心の注意を払いますが、完全に予防できないものもございます。

脳梗塞(1%)
カテーテル自体に血栓が付着することや通電を行うことにより、まれに(約1%)発生することがあります。そのため治療中にはヘパリン(血液を固まりにくくする注射薬)で予防します。

心タンポナーデ、心嚢液貯留(1%)
カテーテル操作に伴い心臓に傷がついたり、穴があくことがあります。通電に伴い心臓の周りに血液がたまることがあります。たまる血液が多くなると血圧が低下し(心タンポナーデ)、程度によってはドレナージ術や外科手術が必要になる場合もあります。

その他
カテーテルを挿入する血管の損傷や出血、心臓の周囲の神経や臓器の障害が発生することがあります。これらの合併症は、患者さんの状態や治療する不整脈によって発生率が異なりますので、ご相談ください。

治療の流れ


局所麻酔(全身麻酔ではありません)で行う手術で、不整脈の種類にもよりますが2~3時間程度で終了し、入院期間は2~7日程度です。
太さ1~2mm程度のカテーテルを足の付け根や首の静脈から挿入します。
この治療のメリットは、発作性上室性頻拍では余分な電気回路をカテーテルアブレーションで治療することで、ほぼ完全に治すことができます。
最近では心房細動に対するアブレーションが行われています。心房細動の起源となる左房の4本の肺静脈をカテーテルアブレーションで治療することで、約80~90%の人が治ります。

カテーテルアブレーションは局所麻酔でできる治療ですが、適応も含めて治療に関しては十分な経験のある医師と相談をすることをお薦めします。

当院には不整脈治療、特にカテーテルアブレーションに関して中国四国地方ではトップレベルの治療経験を持つ医師が勤務しております。
不整脈が気になる方や現在治療中で調子が今ひとつ良くない方などは、気軽に受診して頂ければと思います。

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